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何がだめなの? オフィスカジュアルで混乱してしまう発達特性のわけ

30代 発達障害(ASD、ADHD)

「自分らしい格好で」と言われたのに、なぜだめ?

オフィスカジュアルの「ふつう」が分からない。

発達特性のある方にとって、職場での服装選びはストレスになることもあります。

朝礼で上司が「明日からオフィスカジュアルが始まりますので、みなさん、自分らしい格好で出勤しましょう」と伝え、あゆみさんは「自分らしい格好か…」と考える。翌日、あゆみさんはピンクのざっくりしたニットに、ダメージ加工の入ったジーンズ、チャームを付けたサンダル、リュックという普段着のような服装で出勤する。シャツやブラウス姿の同僚たちからじっと見られ、あゆみさんは「えっ」と戸惑う。そこへスーツ姿の同僚2人が「あゆみ〜、F社さんそろそろ行くよ〜」と声をかけ、「…さすがにその格好はマズいよ…」と苦笑いする。あゆみさんは頭を抱え、「自分らしい格好って言われたけど、だめなの?よく解らない…」と混乱してしまう。言葉どおりに受け取った指示と、職場の暗黙のルールとのずれに戸惑う様子を描いている。
ワンポイントアドバイス

服装選びのストレスをへらす 「5日分を制服化」という工夫

服装選びは意外に難しいもの。季節やその日の天候だけでなく、その職場の雰囲気、顧客訪問、商談、来客、イベント、会食、研修などの状況や立場によって服装を選ばなければいけませんが、これと決まったルールが明確にあるわけでもありません。
職場ごとに異なる暗黙のルールや雰囲気を読み取ることが難しい(潜在的了解の困難という特性)と、服装選びに大きなストレスを感じている人も少なくありません。無難な紺や白色系のブラウスやパンツなど、出勤5日分を制服のように決めてしまうと身支度のストレスが減ります。

原作者 メンタルサポート&コンサル沖縄 代表

佐藤 恵美 

精神保健福祉士・公認心理師・キャリアコンサルタント・臨床発達心理士

北里大学院にて医科学修士取得。精神科病院や都内クリニック副院長を経て、 2020年「メンタルサポート&コンサル沖縄」を設立。企業・公的機関での労働者カウンセリングや職場研修のほか、 キャリアコンサルタント養成にも注力。日本産業精神保健学会理事。著書に『もし部下が発達障害だったら』、『部下の発達特性を活かすマネジメント』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『職場の同僚のフォローに疲れたら読む本』 (PHP研究所) など多数。 

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