その特性、うまく言語化できますか?専門家が漫画で解説。
ひとつのことに集中しているときに、急に話しかけられても、なかなかそちらに頭を切り替えられず、とてもストレスを感じてしまうことはありませんか?
今回は、発達特性の「注意のコントロールがうまくできない」お話です。
人によっては、注意を切り替えたり、いくつかのことに配分したりすることが少し難しい(注意のコントロールの特性)と感じることがあります。 たとえば、周囲の音や人の気配に気を取られやすいこともあれば、逆にひとつのことに深く集中して、まわりに気づきにくくなる(過集中)もあります。 そして、何かに集中しているときに、急に話しかけられたり電話が鳴ったりすると、注意をそちらに切り替えてスムーズに考えることが難しい場合があります。 その結果、頭の中が混乱してしまい、言葉が出てこなくなったり、とっさに強い言い方で反応してしまうこともあります。これは、やる気や態度の問題ではなく、注意の切り替えに時間が必要な特性によるものです。 さらに、無理に別のことへ注意を向けると、もとの作業に戻ったときに続きが思い出しにくくなり、作業が進みにくくなることもあります。 そのため、頻繁に中断が入る環境では、本来の力を発揮しにくくなり、結果として作業効率が下がってしまうことがあります。
精神保健福祉士・公認心理師・キャリアコンサルタント・臨床発達心理士
北里大学院にて医科学修士取得。精神科病院や都内クリニック副院長を経て、 2020年「メンタルサポート&コンサル沖縄」を設立。企業・公的機関での労働者カウンセリングや職場研修のほか、 キャリアコンサルタント養成にも注力。日本産業精神保健学会理事。著書に『もし部下が発達障害だったら』、『部下の発達特性を活かすマネジメント』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『職場の同僚のフォローに疲れたら読む本』 (PHP研究所) など多数。
切り替えに時間がかかるのは、やる気の問題じゃない――“気持ちの切り替え”の困難さ
人によっては、注意を切り替えたり、いくつかのことに配分したりすることが少し難しい(注意のコントロールの特性)と感じることがあります。
たとえば、周囲の音や人の気配に気を取られやすいこともあれば、逆にひとつのことに深く集中して、まわりに気づきにくくなる(過集中)もあります。
そして、何かに集中しているときに、急に話しかけられたり電話が鳴ったりすると、注意をそちらに切り替えてスムーズに考えることが難しい場合があります。
その結果、頭の中が混乱してしまい、言葉が出てこなくなったり、とっさに強い言い方で反応してしまうこともあります。これは、やる気や態度の問題ではなく、注意の切り替えに時間が必要な特性によるものです。
さらに、無理に別のことへ注意を向けると、もとの作業に戻ったときに続きが思い出しにくくなり、作業が進みにくくなることもあります。
そのため、頻繁に中断が入る環境では、本来の力を発揮しにくくなり、結果として作業効率が下がってしまうことがあります。
佐藤 恵美
精神保健福祉士・公認心理師・キャリアコンサルタント・臨床発達心理士
北里大学院にて医科学修士取得。精神科病院や都内クリニック副院長を経て、 2020年「メンタルサポート&コンサル沖縄」を設立。企業・公的機関での労働者カウンセリングや職場研修のほか、 キャリアコンサルタント養成にも注力。日本産業精神保健学会理事。著書に『もし部下が発達障害だったら』、『部下の発達特性を活かすマネジメント』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『職場の同僚のフォローに疲れたら読む本』 (PHP研究所) など多数。