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やりたくないわけじゃないのに・・・

30代 発達障害(ASD、ADHD)

「やりたくない仕事はしない人」と誤解されてしまう障害特性のお話です。発達特性のある人にとって、電話対応は最もつらい業務の一つと言われています。

うまく言語化したうえで、お勤め先で配慮として認めてもらえば、「はたらく日常」が少しだけ楽になるかもしれません。

職場でパソコン作業中のあゆみ。納期前で資料作成に集中しているため、近くで電話が鳴っていても気づかない。同僚に電話対応を促され、別の同僚が代わりに応答する。 解説として、発達障害の特性の一例に「感覚の低反応」や「注意のコントロールの難しさ」があり、周囲の音に気づきにくい場合があることが示される。 本人は電話を避けているのではなく、鳴っていても気づけないと説明するが、忙しい中で対応を求められる場面が描かれている。
ワンポイントアドバイス

発達特性における「気づきにくさ」と職場での誤解

発達特性のある人の中には、目の前の作業に強く集中すると(過集中の状態)、電話や来客など周囲の刺激に気づきにくくなったり、いくつかの音が重なると、どの電話が鳴っているのか分かりにくいことがあります。
また、突然の着信など予測しにくい出来事には、とっさに対応することが難しい場合もあります(注意および行動の切り替え)。仕事を避けたり選んだり、他者に押しつけようとしているわけではないけれども、周囲からは「無視しているのかな」など結果として誤解されてしまうことが生じやすいと言えます。

監修者 メンタルサポート&コンサル沖縄 代表

佐藤 恵美 

精神保健福祉士・公認心理師・キャリアコンサルタント・臨床発達心理士

北里大学院にて医科学修士取得。精神科病院や都内クリニック副院長を経て、 2020年「メンタルサポート&コンサル沖縄」を設立。企業・公的機関での労働者カウンセリングや職場研修のほか、 キャリアコンサルタント養成にも注力。日本産業精神保健学会理事。著書に『もし部下が発達障害だったら』、『部下の発達特性を活かすマネジメント』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『職場の同僚のフォローに疲れたら読む本』 (PHP研究所) など多数。 

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